田島が原と秋が瀬で観察会を行ないました

悪天候が予想さ07041913_1れたにもかかわらず、青空の下で観察会が行なわれました。9時30分に西浦和駅に集合、帰化植物などを観察しながら、田島が原に向かいました。現地集合のメンバーと落ち合い、参加者12名は、二宮さんの解説を受け、サクラソウの知識を深めることが出来ました。準備体操をした後、いよいよサクラソウを観察しました。ノウルシの群生やヒキノカサ、ハナウド、ノカラマツの中に可憐に咲くサクラソウを観察しました。秋が瀬では、アケボノスミレなどが群生している取って置きのコースを案内してもらいました。参加者は春の花を満喫した一日になりました。

二宮さん作成のパンフレットから
大正9年、土合村桜草自生地の名で国指定の天然記念物になり、昭和27年、特別天然記念物としてわが国唯一の国指定のサクラソウ自生地になりました。サクラソウは肥沃な泥土を運ぶ荒川の氾濫、萱刈り、野焼きなどの人間の営みなどが自生できる環境を育んできました。花が四季を通して咲き続ける植物相があることで、花粉を運07041907_1ぶマルハナバチが生活できるのです。自生するためには、生物共生のネットワークがとても大切なのです。
サクラソウはサクラソウ科サクラソウ属の多年草で学名はプリムラ・シーボルディーでシーボルトによって、ヨーロッパに紹介されました。属名のプリムラは「最初」という意味で、雪解けとともに咲き出すヨーロッパ産の種から名づけられました。園芸種品種は297でそのほとんどが江戸期から現代に受け継がれてきたものです。サクラソウは「江戸の花」なのです。

 

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