自然を学ぼうin見沼 報告

7192 「自然を学ぼうin見沼」と言うことで、元シラサギ記念博物館館長の巣瀬司先生を講師にお招きして、観察会を行ないました。先生が用意してくださいました資料は、時間をかけなければ得られない大変貴重なものでした。
最初のお話は県の鳥に指定されているシラコバトが、外来種であることや数が減った原因がニワトリのえさのおこぼれがもらえなくなったことなどの話に、参加者は「そうなんだ」と残念そうな表情を浮かべていました。県の蝶のミドリシジミは、ハンノキがあれば棲むことができ、ハンノキの林は埼玉の風景のひとつであり、在来種を大切にすることが大切であるということでした。日本在来の植物があり、昆虫がいて鳥がいること、このあたりまえの自然を維持することが、環境を守る上で大切で、その自然が失われている現状は人々の自然の理解不足にあり、メキシコ原産のコスモスを一面に植えたり、他の産地のホタルを飼育して放したりすることは、間違っているとの力強い言葉に改めて、自然保護の意味を考えさせてくれる観察会でした。

日時 2007年7月19日(木) 9時30分〜13時(観察会は12時まで)
コース トラスト保全第1号地⇒不耕起田んぼ(冬水田んぼ)⇒国昌寺⇒トラスト保全第1号地
参加者 16名

  71977196719117191

 

 

Follow me!