2008年コスタリカの旅

9/12〜9/23まで、思いがけない誘いで、コスタリカに行ってきた。飛行機のトラブルでサンホセでの滞在が1日のびた。ガソリンをたくさん使って、旅行して楽しむだけではなく、人に伝えていくことは大切だと思った。ブログにコスタリカの旅の記録を入れたのは、地球上にこんなに野生の生き物がいるということを、気づいてほしいと思ったからだ。地球の裏側にこんな生きものがいると知ることだけでも、心が豊かになるような気がする。満月の夜に会ったバク・・・。今でも満月をみるとあのバクの草を食む音を思い出す。私たちが何気なく見ている観葉植物が普通に咲いていることもとても不思議だった。人間は見知らぬ植物を集めたがるのかもしれない。その欲望がりっぱな商売になっている。輸入の品種が増え、名前を付ける時間もなく、学名で輸入しているとか・・・。写真は、HNさん、MYさん、SMさんとKNの写真を使った。ガイドのkaseさんの報告。9月12日成田(日本時間18時05分発)⇒ダラス⇒コスタリカ(現地時間20時45分)搭乗時間15時間45分機内食は①日本時間17時、カツ丼or鳥丼、モンブラン、えび、いなり寿司、サラダ・・おつまみはせんべい。鳥丼を食べる。②日本時間4時30分、クロワッサン、甘いパン、サラダ、カップのオレンジジュース③日本時間8時10分、チキンorラザニア、サラダ、パン、袋入りケーキ。チキンを食べる。マシュポテトとインゲンのソテー。ダラスでの入国検査は、厳しく靴まで脱がされた。ハンドクリームを没収された人もいた。機内から眺めるサンホセの街明かりはおとぎの国のように感じた。現地時間サンホセ着8時45分。迎えの車でBALMORAL HOTELへ。旅なれたNさんがチップを払ってくれる・・・ありがとう。ここはチップの国だ。ホテルのロビー・・・花が異国を感じさせてくれる。9月13日朝4時10分にゴジツアーズの社長でガイドのkaseさん、アシスタントのkawaharaさんと参加者9名で出発。サンホセから国道1号線を通り、でこぼこ道を10分ほど走り、6時に標高2400mのセロ・デ・ラ・ムエルテについた。標高が高いので、とても涼しかった。お腹がオレンジ色のホォノフウキンチョウ、国鳥にもなっているジグイーロ(英フライカラーロビン)ラージフットフィンチ(ウグイス色足が大きい)ソーティーロビン(くちばし黄色体は黒)はじめてみる美しい鳥たち。スズメも少しオレンジが入っていて、可愛かった。鳥の数が多いのでとても感激。ケツァール(カザリキヌバネドリ)にもご対面・・・ガイドのkaseさんいわくこれは「珍しいことです」あまりにも顔が可愛い。皆があこがれる理由が分かった。ハチドリの仲間レンジャクモドキが花に群れていた。蜜があるかと思い、なめてみたが分からなかった。庭にはブットレア(フジウツギ科)紫色の花が咲いていた。赤い花・・これはなんと言う名の花だろうか。南の国にきていることを感じさせてくれる。庭には鳥のエサ台が置いてあり、鳥たちがエサをついばみに来ていた。それを狙って猫が。朝食は、パンケーキにナティージャ(牛乳のうわずみ・・生クリーム?サワークリーム?みたいな物)をつけて食べた。ソーセージを焼いたもの、スクランブルエッグ、黒インゲン豆を煮たものとインディカ米、デザートはりんご(とても小さくて、味は紅玉に近かった)とバナナ。飲み物はアクアルルセ(黒砂糖をお湯で溶いたもの?アクアは水でルルセは甘い)黒インゲン豆は旅行の間、たくさん食べることになった。これは中南米のもっともポピュラーな食材の一つらしい。8時05分出発。標高が変わる様子が面白い。サルオガセは昔ヒステリーの薬にしたけど副作用が強くて使われなくなったとH先生が話してくれる。空にはクロコンドルが飛んでいる。コンドルの頭に毛がないのは、獲物の血がつかないようにするため・・・クロコンドルは目で獲物をとる。ヒメコンドルは臭いと目・・・ガイドのkaseさんの知識は話術とあいまって楽しい。長距離の車移動もとても楽しいものとなった。コスタリカはがけ崩れがあってもなかなか直らないらしい。交通渋滞は片側通行になるため・・・。下車して途中観察タイム・・・日本でもおなじみのシロツメクサやブタナが咲いている。なぜか懐かしい感じがした。オオバコは初めてみた形だ。ヘラオオバコとも違う。12時20分。水を買うためにマーケットに立ち寄る。いつの時代も人は完全なる円にあこがれるのだろうか。安田侃の作品を思い出した。メキシコの石をここまで運んだ理由、丸く削った技術、丸くした理由・・・なぞは旅の思い出を膨らませてくれる。後ろに見える大木はベンジャミン。ロードフォークも観察できた。13時25分にsierpeに着いて昼食。14時〜15時10分までボートに乗り、punta marencoへ。根が出ていて不思議な風景。川から海へ風景は変わり、そしてコルコバード、サンホセシートへ到着船を下りるととても蒸し暑い。日本の湿度より高い。船ともお別れ。庭は美しく手入れされていて、鳥たちも多く訪れる。その理由は、潮風が吹いているので動物たちに人間の匂いを感じさせないためだそうだ。ナマケモノや大きなくちばしのトュカン、コシアカフウキンチョウなど多くの生きものを見ることができた。ナマケモノは想像していたより、動くので驚いた。18時30分からの夕食と言うことだったが、結局19時20分に夕食になった。タマリンドジュースをはじめて飲む。甘い。でも南の国に似合っている味だ。チキンのソテーにホワイトソースがかかっていたるマシュポテト、カリフラワー、ブロッコリー、ニンジンのソテーとライス、もちろんインデカ米。激しい雨が降り出し、部屋は網戸と白いカーテンのみ荷物が濡れないか心配したが、思ったより濡れていなかった。こんなつくりでも大丈夫なのだ。雨上がりにホタルが見えた。若いガイドのkawaharaさんがうれしそうに教えてくれた。ホタルを見ると皆うれしそうになる。ホタルは人間と自然との掛け橋になってくれるとあらためて思った。9月14日翌朝もナマケモノを観察できた。昨日の雨に濡れた背中を乾かしている。3つ指ナマケモノ、頚骨が9個、草食で葉だけを食べる。1週間に一度木下に穴を掘って、ウンチをするそうだ。7時50分〜8時15分朝食タイム。食事の前に果物がでる。パイナップルとすいかとグレープフルーツ。食事はパンと黒豆ご飯。日本の納豆のような感じなのだろうか?フトボノナガボソウ(クマツヅラ科)の花の写真が良く撮れた。9時15分〜11時45分まで、インディアナの薬草の知識を持ったマロットさんの案内で森を歩く。美しい青い実。小さな花も多く咲いていた。ソルニアは下痢に効く。ボガバニ(ホウノキに葉が似ていた)はニスの材料。階段の木(カニャアグア)は万病に効く。腎ゾウ。お茶にすると結石に効く。花はスープにして飲ませると子どもの免疫力が増す。カプチィーノザル(のどじろおまきざる)が木の実を食べている。白い半透明のタネがたくさん落ちている。どんな味の実を好むのだろうと落ちていた実を食べてみた。種の回りは甘く、柿に近い味がした。ブルークラインマナキン(和マイコドリ)、ズアカマイコドリの声がした。植物のパコは胃がんに効くのだそうだ。マテッコ(互生)(薬名エヌバマティン)は揉んで水に溶かして頭に、または油で炒めて頭に貼るそうだ。想像しただけで愉快だ。パルモ(対生)の葉は寒気に。ロンブリシージョは虫下しに。アスリージョ(あおいこちゃん)は漂白剤に使うそうだ。スエッツスイータは屋根材に使い、泊まったロッジもこれを使用していた。触るとビニールのような触感。ダイエットの木(ヴァルーモ)は一番目立つ木だ。お茶にして飲ませてもらった。乾いた葉は強壮剤になるそうだ。この木は鳥が多く訪れていた。コシアカフウキンチョウ、この鳥のオスだけは覚えた。ブルークラインマネキン。昼食は揚げバナナが出た。甘くなかった。13時30分〜14時35分。ボートで移動。シレーナへ。14時50分から16時05分まで観察。荷物を置いて観察。ここはだれもこないし、移動手段が船、道もあるけれど大変だとのこと。カルロス氏の案内で熱帯雨林森へ入る。最初にかわいいキノコが・・・絞め殺しの木をみた。なんという植物の戦略だろうか。ハウラーモンキーの声、姿が見えた。裸足のカルロス氏が手招きする。アメリカコアリクイを発見。動くナマケモノと思ってとガイドのkakeさん。シロアリはとても栄養価が高く600匹でステーキ1枚分の栄養があるとのこと。巣を見つけても決して全部を崩して食べることはしない。その説明とおり、巣の一部に舌を伸ばし、何度かシロアリを確保したら、あっという間に居なくなってしまった。これもとても幸運なことでめったにお目にかかれないそうだ。頭のいいスバイダーモンキー(クモザル)が姿をあらわした。リスザル(木の実と新芽を食べているそうだ)も現れ、4種類のサルに遭遇したことになる。アリドリ、ホウカンチョウ。16時05分から16時45分。今日から2泊するsiena stationへ荷物を持って歩く。17時30分〜18時15分まで夕食。18時30分〜観察バクに会った。満月がぼんやりとした夜。バクの草をかむ音が心に染みた。とてもいい時間だった。

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