1号地周辺の自然観察会

晴天の青空、満開の桜、花吹雪の中観察会が行われました。東縁の用水の中には、散った花びらが「花いかだ」になって流れていました。新緑の芽吹きの違いなども、はっきりと観察できる時期でもあり、春を満喫した一日になりました。
■日時 2009年4月10日(金) 9時30分〜13時10分
■案内 二宮靖男 加倉井範子
■日程 浦和駅東口改札前9時20分集合→9時30分(浦和美園行バス乗車、バイパス大崎下車)→東縁用水沿い→国昌寺(トイレ休憩)→トラスト1号地(昼食)→バイパス大崎からバス(13:11)に乗り→浦和コムナーレへ
観察できたもの
□鳥
シジュウカラ、ヒヨドリ、シメ、ウグイス、アドリ、カワウ、コゲラ、カルガモ、シロハラ、ガビチョウ、スズメ、ムクドリ、カラス、ハクセキレイ
□花の咲いていた草本
ジロボウエンゴサク、ホウチャクソウ、タチツボスミレ、オニタビラコ、ヤブタビラコ、ハルノノゲシ、タンポポ、ヤブニンジン、カラスノエンドウ、ムラサキケマン、ショカツサイ(ムラサキハナダイコン)、ハナイバナ、キュウリグサ、ウラシマソウ、ミドリハコベ、ナズナ、ヘビイチゴ、シュンラン、ノウルシ、マルバスミレ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ
□昆虫(昆虫に詳しいメンバーの記録)
蝶:
★見沼用水沿いの草地や林縁:アゲハチョウ、キチョウ、ツマキチョウ、モンキチョウ、モンシロチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、キタテハ(このうちキチョウとキタテハは越冬した成虫、その他はこの春に羽化した新成虫です)
★トラスト地内部の林の中:キチョウ、スジグロシロチョウ(林の中は少しうす暗いので明るい草地の好きなモンシロチョウは飛ばず、同じ仲間(pieris族)のスジグロシロチョウが飛びます。この点は不思議はなかったのですが、ふつうは林の中でよく見られるツマキチョウが全く見られず、川沿いにのみ見られました。この点から見ると、トラスト地の林は照度が不足しており、生物の多様性は少ない林だとも言えます)
その他の虫:テントウムシの仲間:ナナホシテントウ、ナミテントウ(どちらも川沿いの草原)カメムシの仲間:ヒメジュウジナガカメムシ(川沿いの道端の草むら)バッタの仲間:クビキリギス(トラスト地林内)この他にアブ・ハエの仲間としてビロードツリアブ、イエバエの仲間、ガガンボの仲間なども見られました。

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