自然や人の暮らしを「つながり」で考えてみませんか。
この世にたった一つで存在するものはありません。
ひとりぽっちだと思っても、生きている限り何かを食べます。
食べるものを作ってくれる人、その食べ物を運んでくれる人
作物を作ってくれる人、その食べ物を育ててくれる水や太陽や土と
考えればきりがないほど全てはつながっています。



 

 

中国の文化大革命時代、穀物を食べる害鳥として大量のスズメが殺さました。その結果、昆虫が異常発生し、殺虫剤が使われました。ミツバチもその犠牲になりました。ドキュメンタリー映画「みつばちの大地」の中で、人間が花粉を集め、ひとつひとつの花に受粉させている映像がありました。中国のある村では、今でもミツバチがいないのです。
私たちが口にしている食べ物の三分の一は、ミツバチが受粉しています。地球の複雑な生態系は、人間の手によって大きくバランスを崩す可能性があることをこの映画は気づかせてくれます。    


 

クモ

 

無農薬の田んぼに行くと、水の上を忍者のように動き回るクモにたくさんあいます。
田んぼに農薬をまくと表皮の硬いツマグロヨコバイなどは生き残り、表皮の薄いクモ類は死んでしまいます。害虫を食べてくれるはずのクモがいなくなり、結果、害虫が増えてしまうことがあります。

 

 

ヤンバルクイナ

   ヤンバルクイナ

ハブを退治するため、マングース10数匹が沖縄にやってきたのは、1910年。1世紀の月日が流れマングースは3万匹もふえました。ハブ退治の救世主が、害獣であることに気づいたのは、1970年代なってからでした。マングースは、ハブではなく、希少な固有種ヤンバルクイナなどを食料にしていました。昼行性のマングースと夜行性のハブは行動時間が違っていたのです。
自然に手を加えるには、慎重にすべきであることの良い事例です。

人はこれが害だと分かると その生きものを駆除し、
貴重種だと分かるとそれだけを特別に保護したりします。
どちらの行動をとるにしても
「自然のつながり」を考える必要があります。
生態系のつながりを活かした取り組みを行うことが
未来の普通で常識になることを願っています。

参考:「みつばちの大地」リーフレット
「だれでも飼える日本ミツバチ」藤原誠太著 農文協
2009年8月18日 朝日新聞 「マングース、沖縄導入1世紀で3万匹」
マングース参考HP


身近な自然を感じましょう。自然をよく観ましょう。自然の不思議や驚きを心の中に入れましょう。それがいつか地球環境問題という大きなテーマを考える力になります。


写真で同定をお願いしている方々(アイウエオ順)その他多くの方にお世話になっています。間違いなどありましたらお教えください。
連絡先
新井浩司氏(日本蜘蛛学会会員)
伊藤舜氏(東邦大学理学部在籍)
高野徹氏(埼玉県自然学習センター)



植物 冬芽  黄色の花 白い花 ピンク(薄紅色)の花  青/青紫の花 淡紅紫色の花 暗紫色の花 紅紫色の花 小さな花 花弁のない花 その他の花  ロゼット 色を変える花 
生きもの ほ乳類 両生類  カタツムリ

6本足昆虫 チョウのなかま(チョウ )  トンボのなかま セミのなかま(セミ カメムシ ハゴロモ アワフキムシ アブラムシ )  バッタのなかま(バッタ カマキリ ナナフシ) カブトムシのなかま(クワガタムシ カミキリムシ テントウムシ ゾウムシ ホタル コガネムシ オサムシ ) ハチ、ハエ、アブ、のなかま アリ いもむしケムシ 

8本足 クモ ザトウムシ クモのまどい  
アシナガグモ科 ウロコアシナガグモ アシナガグモ コシロカネグモ オオシロカネグモ  
コガネグモ科 コガネグモ ナガコガネグモ ビジョオニグモ ドヨウオニグモ ワキグロサツマノミダマシ オニグモ ヤエンオニグモ ギンメッキゴミグモ ゴミグモ ヨツデゴミグモ コガタコガネグモ ハツリグモ
ハエトリグモ科 シラヒゲハエトリ マミジロハエトリ ミスジハエトリ ネコハエトリ アリグモ アオオビハエトリ 
カニグモ科 ハナグモ アズチグモ ワカバグモ
タナグモ科 クサグモ コクサグモ
コマチグモ科 ヤマトコマチグモ カバキコマチグモ ☆
トタテグモ科 キシノウエトタテグモ 
ジョロウグモ科 ジョロウグモ
ナゲナワグモ科 シロオビトリノフンダマシ オオトリノフンダマシ トリノフンダマシ ムツトゲイセキグモ
コモリグモ科 ウズキコモリグモ キクヅキコモリグモ
ササグモ科 ササグモ クリチャササグモ 
ユウレイグモ科 ユウレイグモ   
ヒメグモ科 オオヒメグモ カグヤヒメグモ チリイソウロウグモ シロカネイソウロウグモ オナガグモ 
ウズグモ科 カタハリウズグモ オウギグモ 
サラグモ科
キシダグモ科 
イオウイロハシリグモ  
ジグモ科 ジグモ
多足類 足の多い生きもの ムカデ、ダンゴムシ


キノコ 

 

© 2013-18 特定非営利活動法人エコ.エコ