晩秋の森林公園を散策しよう
■日時 2010年11月9日(火)9時30分〜15時
■場所 森林公園
■天気 晴れ
■集合 森林公園駅改札 9時30分
■人数 トラスト会員5名 一般2名
■案内 二宮さん
■持物 筆記用具、飲み物、昼食、雨具など
国営武蔵丘陵森林公園は、都市公園と自然公園の要素が調和された観察スポットです。トチノキやケヤキの紅葉が美しい季節でした。紅葉はまだ色づいていませんでした。
駅から歩き出すと木々の紅葉が始まり、木々を観察したり、草を観察したりして森林公園には予定より1時間も遅れての到着でした。
途中センブリの群生がありましたが、盗掘のあとがあり参加者は残念な思いをしました。トラストの活動の目的の中に「自生している環境の大切さ」も追加していかないとと本当の自然保護にはつながらないのだという思いを抱いた方もいました。
キッコウハグマは全て閉鎖花でした。ここで二宮さんの解説。ハグマ(白熊)はネパール・チベット地方のウシ科のヤクの尻尾、これで作ったのが仏具の払子(ほっす)。
大方のひとは見たことはないということで、ネットからプリントしたヤクと払子の写真を掲示してくださいました。ヤクは見るからにウシのようです。払子はもともとインドでは蚊などを払う道具であったとか。のちに僧侶が説法で威儀を正す仏具となったそうです。
ヒンズー教の寺院では払子を持つ古代の像がみられるとのことです。
観察した植物・・・コウヤボウキ、ノハラアザミ、キッコウハグマ、ヤナギタデ、ヤブタバコ、ヤノネグサ、ハナタデ(ヤブタデ)、コメナモミ、メリケンカルカヤ(外来種・・・綿毛がきれいでした)センブリ、イヌコウジュなど