フクロウ
見沼の斜面林には多くの生きものがいる。
保全活動に参加したのは、12年前くらいになるが、多様性を高めたいと思い、池を掘ることを提案したら、OKが出て穴を掘ったら水が出てきた。そのまま管理していたが、最近水が涸れることが多くなった。仲間の方がケースを入れ水を入れる形にして管理していた。エコ.エコのホームページの中のフクロウは、7年くらい前にトラスト地の裏の森で息子が撮影してくれたものである。それ以来、見ていなかったが、地元の野菜を売っている「みどり農産物」には近所の人が撮影したというフクロウの写真が飾ってある。会わないだけでいるんだなと思っていた。
サイサン環境保全基金でセンサーカメラを助成して頂いた。早速この場所にカメラを設置したら、フクロウやタヌキが写っていた。生きものにとって水は大切なものなのである。
時間を確認すると、フクロウは夕暮れ時にやってきている。水浴びやらしていることも分かった。ドイツの哲学者ヘーゲルの言葉「ミネルバのフクロウは、黄昏に飛ぶ」昔の人は、自然をよく見ていたのだと改めて思った。
機械の力を借りて、フクロウの姿を見ることは、これからの保全に励みがつくように思う。ボランティアの皆さんに写真を見せたら、張り切って作業を開始、言葉より1枚の写真の方が説得力があるのだと感じた。フクロウにとっては、ここは、安心できる場所なのである。(2017.6.28)
12すごい2羽写っている 3体を水の中に体をつけている 4